JAREにおける船不目視観測による海氷モニタリングに向けて -国際標準に基づく観測手順の簡略化とその活用例-
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概要
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日本南極地域観測隊(JARE)用の船不海氷目視観測のプロトコルを提案した.ASPeCt(Antarctic Sea ice Processes and Climate)のプロトコルを簡略化したもので,海氷の定量化に必要なものに絞ったものである.このプロトコルに従って,第46次隊から目視観測を開始した.流氷域での観測では,沿岸に近づくにつれて氷厚・変形氷の割合とも大きくなり,海氷の体積が著しく大きくなることが示された.継続した目視観測データの蓄積は,南極沿岸流氷域の海氷(特にその厚さ)の気候値・年々変動を知る不で貴重なものとなる.
著者
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牛尾 収輝
情報・システム研究機構国立極地研究所
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大島 慶一郎
北海道大学低温科学研究所
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大槻 晃久
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
牛尾 収輝
国立極地研究所
-
牛尾 収揮
国立極地研究所
-
大島 慶一
北海道大学低温科学研究所
-
大島 慶一郎
北大 低温科研
-
牛尾 収輝
情報・システム研究機構 国立極地研究所
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