温暖化の高感度域オホーツク海 : 北太平洋へのインパクト
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概要
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オホーツク海の北西陸棚域は海氷生産量が非常に大きく、北太平洋表層では一番重い水が作られる。この低温の高密度陸棚氷は北太平洋の中層に潜り込み、北太平洋スケールでのオーバーターン(大きな鉛直循環)の源となっている。この50年で、オホーツク海を起源に北太平洋北西部の中層水が昇温化し、オーバーターンが弱化していることが示唆された。この原因は、オホーツク海風上の大陸部(北半球の寒極)の温暖化により海氷生産量が減少し、高密度陸棚水の生産量が減少したことによると推測する。オーバーターンの弱化は物質循環・生物生産にも多大な影響を及ぼす可能性がある。
- 2007-03-23
著者
-
若土 正曉
北海道大学低温科学研究所
-
大島 慶一郎
北海道大学低温科学研究所
-
中野渡 拓也
北海道大学低温科学研究所
-
若土 正暁
北大 低温科研
-
大島 慶一
北海道大学低温科学研究所
-
若土 正暁
北大低温研
-
若土 正曉
北海道大学
-
大島 慶一郎
北大 低温科研
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