リュツォ・ホルム湾沿岸ポリニア域における海氷生産と対流混合
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概要
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南極リュツォ・ホルム湾周辺における海洋観測データを用いて, 大陸沿岸に形成されるポリニヤ(海氷野内の開水面または薄氷域)の海洋構造の特性を調べた。この沿岸ポリニヤ域では, 人工衛星画像や航空機からの目視観測結果によると, ほぼ通年にわたって開水面が形成されており, 冬季は新成氷が生産され続けていること, 海洋上層の水温は結氷温度に達していることがわかった。また, ポリニヤ域の対流混合層は, 沖合流氷域のそれよりも厚く発達している。さらに, 対流混合層内の溶存酵素量データから, 深層水の取り込み(entrainment)が生じている可能性も示唆された。
- 国立極地研究所の論文
著者
-
大島 慶一郎
北海道大学低温科学研究所
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牛尾 収輝
国立極地研究所
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河村 俊行
北海道大学低温科学研究所
-
瀧澤 隆俊
海洋科学技術センター
-
滝沢 隆俊
海洋科学技術センター
-
大島 慶一
北海道大学低温科学研究所
-
Takatsuka Toru
Institute Of Low Temperature Science Hokkaido University
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