通所リハビリテーション利用者の生活スタイルに関する質的研究

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概要

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本研究の目的は、通所リハビリテーションの利用者の生活スタイルと利用者が日々、抱いている思いに焦点をあて、援助者としてどのような働きかけが有効的なものであるかを考察することである。対象は県内の介護老人保健施設の通所リハビリを利用している3名とした。まず、対象者の生活パターンを把握することを目的に運動パターン計測器(VIM)を装着してもらった。心情については、半構成的インタビューを実施し、質的研究の手法を用いて語りの内容を分析した。その結果、対象者に共通しているのは、日課としている散歩以外の活動はしていないこと、社会や家族の中での役割を喪失していること、障害により身体の不全感を自覚していることであった。彼らの生活をより豊かなものとするためは、これらの意識を打開するような働きかけが必要だと思われた。

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