フィールドウォーキングテストの検討 : 6分間階段昇降テストの運動強度

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概要

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フィールドウォーキングテストのうち、6分間歩行テスト(6M)と6分間階段昇降テスト(6S)の運動強度を検討し、心肺運動負荷試験より求めた運動耐容能との対比を行うことを目的とした。健常な大学生25例を対象にして、運動負荷中の酸素摂取量(VO_2)等を測定した。6Sで得られたVO_2は、最高酸素摂取量(Peak VO_2)や6M、および嫌気性作業閾値(AT)と比べて有意に高い値を示した(p<0.002、p<0.0001)。また、6Sで得られたVO2は、PeakVO2と昇降回数共に有意な相関が認められた(r=0.49 ; p<0.01、r=0.90 ; p<0.0001)。以上の結果から、6Sにおける全身持久力の評価としての有用性が推察され、また6SのVO_2からPeak VO_2を推測でき、至適レベルの運動処方へ応用することが可能と思われた。

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