理学療法学の発展に向けて(第39回日本理学療法学術大会パネルディスカッション)

概要

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對馬:わが国に理学療法が根付いてから,やがて40年を迎える現在,理学療法を取り巻く状況は大きく変化しつつあります。こうした"変化の時代"に開催された,今回の第39回日本理学療法学術大会においては,「病気」,「障害」,「健康」をキーワードとして,これらと理学療法との"近未来に向けた関わり方"がテーマとして掲げられました。そして,この大会テーマに向けて,基調講演,特別講演,シンポジウムが行われた他,7つの理学療法専門領域では,「専門領域からみた近未来を探る」という視点から,分科会形式での討議が行われました。本学術大会では,大会長がこうした各分科会での討議内容を受け,初の試みとして,大会の最後に,理学療法に関わりを持つ人々に向けて「大会長宣言」を発信することになっています。本パネルディスカッションは,その大会長宣言に至る最終ステップとして位置づけられており,シンポジウムやそれぞれの専門領域で論議された内容や提起された問題を確認するとともに,近未来における理学療法学の発展に向けたビジョンを提案し合う場として設定されています。
社団法人日本理学療法士協会の論文
2004-12-20