高齢女性の日常生活活動に対する自己効力感に関連する要因の分析 : 運動機能と痛みの観点から

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概要

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本研究では,高齢女性の日常生活活動に対する自己効力感(動作が「できる」という自信の程度)に関連する要因について,運動機能と痛みの側面から検討することを目的とした。日常生活が自立している60〜78歳の女性114名を対象として,日常生活活動に対する自己効力感と痛みの有無および痛みの部位について調査した。また,運動機能面の評価として,上肢筋力・立位バランス能力・歩行能力・複合動作能力に関する測定を実施した。日常生活活動に対する自信の有無を目的変数,運動機能・痛みの有無・痛みの部位を説明変数としてロジスティック回帰分析を行った結果,歩行能力・複合動作能力・痛みの有無・膝関節痛の有無が有意な説明変数として抽出された。したがって,日常生活活動に対する自己効力感に関連する要因として,歩行能力と複合動作能力および膝関節痛であることが示唆された。
2007-12-25

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