型特異的ELISAを用いた日本におけるウマヘルペスウイルスI型及び4型感染症の診断と疫学(短報)
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概要
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1993年, CrabbとStuddertによりウマヘルペスウイルスI型(EHV-1)と4型(EHV-4)の糖蛋白gGを用いた型特異的ELISAが開発された.我々は, わが国におけるEHV-1及び-4感染症の疫学調査に彼らの作製した型特異的ELISAを応用した.EHV-1あるいはEHV-4感染馬のペア血清を用いてELISAを行った結果, 本法が型特異的に反応することが示された.また, 1995-1996年の秋から春にかけて80頭の競争馬から回収された血清を用いてELISAを行った結果, 30頭がEHV-1に, 9頭がEHV-4に対する抗体価の上昇を示した.以上の結果より, 本法がEHV-1及び-4感染の型別診断と疫学調査に有用であることが示された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
-
松村 富夫
日本中央競馬会競走馬総合研究所栃木支所
-
岩田 祐之
山口大・獣医衛生
-
前田 健
山口大学農学部獣医微生物学教室
-
井上 武
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
甲斐 一成
山口大学農学部家畜微生物学教室
-
安永 祥
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医内科学教室
-
甲斐 一成
山口大学農学部獣医微生物学教室
-
甲斐 一成
山口大学農学部
-
安永 祥
山口大学農学部家畜微生物学教室
-
岩田 祐之
家畜衛生学教室
-
井上 武
家畜衛生学教室
-
松村 富夫
日本中央競馬会競走馬総合研究所栃木支所分子生物研究室
-
甲斐 一成
山口大学 農
-
前田 健
山口大学農学部
-
Maeda K
Department Of Veterinary Microbiology Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
-
Iwata H
Yamaguchi Univ. Yamaguchi Jpn
-
貝 健三
(株)ティーセル研究所:共立製薬(株)
-
前田 健
Yamaguchi Univ. Yamaguchi Jpn
-
Iwata Hiroyuki
Yamaguchi Univ. Yamaguchi
-
Kubo K
Osaka Prefecture Univ. Osaka Jpn
-
Inokuma Hisashi
Laboratory Of Veterinary Internal Medicine Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
-
Inoue Takeshi
Department Of Veterinary Hygiene Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
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