大腸菌発現系を用いた組み換え豚インターロイキン6の発現とモノクローナル抗体の作製(臨床病理学)
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概要
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豚インターロイキン6(PIL-6)を,大腸菌発現系を用いてglutathione-S-transferase(GST)との融合タンパクとして発現させた.発現タンパクの大部分は不溶性画分に確認されたため,尿素を用いたrefolding手法によって可溶化し,GSTを切断後,組換えPIL-6(rPIL-6)を得た.得られたrPIL-6はその生物活性を保持しており,これを抗原としてマウスモノクローナル抗体を作製した.3つのモノクローナル抗体が得られ,大腸菌発現系由来のrPIL-6および昆虫細胞発現系出来のrPIL-6を認識した.エピトープマッピングの結果,3つのモノクローナル抗体のうち1つが他の2つと異なるエピトープを認識していることが明らかとなった.本研究において得られたモノクローナル抗体はブタの免疫学的研究に有用であると考えられる.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2004-09-25
著者
-
見上 彪
帯広畜産大学畜産学部
-
加藤 大智
山口大・獣医衛生
-
岩田 祐之
山口大・獣医衛生
-
加藤 大智
山口大学農学部獣医衛生学研究室
-
岩田 祐之
山口大学農学部獣医衛生学研究室
-
宮沢 孝幸
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
宮澤 孝幸
東京大学 農生命科研究 獣医
-
渡辺 理恵
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
長谷川 温彦
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
宮沢 孝幸
大阪大学微生物病研究所
-
岩田 祐之
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
田中 成幸
帯広畜産大学畜産学部獣医公衆衛生学教室
-
松井 高峰
帯広畜産大学獣医学科
-
Matsui Takane
三菱化学安全科学研究所
-
Miyazawa T
Univ. Tokyo Tokyo Jpn
-
Iwata H
Yamaguchi Univ. Yamaguchi Jpn
-
渡辺 理恵
山口大学農学部家畜衛生学教室:(現)大阪大学微生物病研究所
-
Mikami Takeshi
College Of Bioresource Sciences Nihon University
-
Iwata Hiroyuki
Yamaguchi Univ. Yamaguchi
-
Inokuma Hisashi
Laboratory Of Veterinary Internal Medicine Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
-
岩田 祐之
山口大学農学部
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