猫リンパ系細胞におけるCD56分子の発現
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概要
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神経細胞接着分子(N-CAM)は主に3つの型(180,140および120kDa)から構成され,主な違いはその膜貫通および細胞内領域に存在する。今回我々はバキュロウイルス発現の猫CD56分子(N-CAMの140kDa型)に対するモノクローナル抗体(SZK1)を作出し,猫リンパ系細胞におけるCD56分子の発現を調べた。フローサイトメトリー解析でSZK1はTリンパ芽球株化細胞MYA-1に反応性を示した。またSZK1は新鮮SPF猫末梢血リンパ球(PBL)のごく一部(1.1-1.7%)に反応し,コンカナバリンAで刺激後IL-2存在下でPBLを培養することによりその反応性は増加した(>10%)。イムノブロット解析ではSZKlは約160kDaの抗原をMYA-1より検出し,RT-PCRではN-CAMの140kDa型相当の断片が増幅された。これらのことから,猫CD56はヒトCD56と似た性状を有することが示唆される。
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2003-07-25
著者
-
見上 彪
帯広畜産大学畜産学部
-
松井 高峯
帯広畜産大学畜産学部
-
遠矢 幸伸
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
加藤 健太郎
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学研究室
-
見上 彪
東京大学農学部獣医微生物学教室
-
宮沢 孝幸
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
明石 博臣
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
宮澤 孝幸
東京大学 農生命科研究 獣医
-
下島 昌幸
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
宮沢 孝幸
大阪大学微生物病研究所
-
西村 順裕
大阪大学微生物病研究所エマージング感染症研究センター
-
津島 良典
東京大学農学生命科学研究科獣医学専攻獣医微生物学教室
-
宮澤 孝幸
東京大学農学生命科学研究科獣医学専攻獣医微生物学教室
-
津嶋 良典
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
津嶋 良典
帯広畜産大学原虫病研究センター:東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室
-
田中 成幸
帯広畜産大学畜産学部獣医公衆衛生学教室
-
Kato Kentaro
Department Of Veterinary Microbiology Graduate School Of Agricultyral And Life Science The Universit
-
松井 高峰
帯広畜産大学獣医学科
-
Matsui Takane
三菱化学安全科学研究所
-
松井 高峯
帯広畜産大学家畜病理学講座
-
松井 高峯
帯広畜産大学 畜産学部
-
Miyazawa T
Univ. Tokyo Tokyo Jpn
-
Mikami Takeshi
College Of Bioresource Sciences Nihon University
-
西村 順裕
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学教室:国立感染症研究所ウイルス第二部
-
明石 博臣
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医微生物学研究室
-
Akashi Hiroomi
Department Of Veterinary Microbiology Graduate School Of Agricultural And Life Sciences The Universi
-
見上 彪
帯広畜産大学基礎獣医学研究部門
-
遠矢 幸伸
東京大学大学院農学生命科学研究科
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