サンドイッチELISAによるモルモットインターロイキン2の定量系の確立(臨床病理学)
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概要
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モルモットにおける免疫応答解析のための基礎研究として,免疫応答の中心的な役割を担うサイトカインであるIL-2に対するモノクローナル抗体を作製し,それらを用いたサンドイッチELISAによるモルモットIL-2 (GPIL-2)定量系の確立を行った.組換えGPIL-2を大腸菌発現系において発現・精製し,これを免疫原に用いて抗GPIL-2モノクローナル抗体の作製を行ったところ,3クローンの抗GPIL-2抗体陽性ハイブリドーマを得た.次に,これらの培養上清中のモノクローナル抗体を精製し,イムノブロット解析を行ったところ,全ての抗体は大腸菌で発現させた組換えGPIL-2およびバキュロウイルス昆虫細胞発現組換えGPIL-2を特異的に認識した.また,競合ELISA法によるエピトープ解析の結果,得られた3クローンのモノクローナル抗体は互いに異なるエピトープを認識することが明らかになった.さらに,これらの抗体を用いて組換えGPIL-2を抗原としたサンドイッチELISAによるGPIL-2の測定系を確立し,0.3ng/ml以上の濃度でGPIL-2の定量が可能になった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2006-12-25
著者
-
加藤 大智
山口大・獣医衛生
-
岩田 祐之
山口大・獣医衛生
-
加藤 大智
山口大学農学部獣医衛生学研究室
-
岩田 祐之
山口大学農学部獣医衛生学研究室
-
岩田 祐之
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
Iwata H
Yamaguchi Univ. Yamaguchi Jpn
-
武吉 正博
化学物質評価研究機構安全性評価技術研究所
-
安達 聡
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
橋本 知実
山口大学農学部家畜衛生学教室
-
Iwata Hiroyuki
Yamaguchi Univ. Yamaguchi
-
Inokuma Hisashi
Laboratory Of Veterinary Internal Medicine Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
-
岩田 祐之
山口大学農学部
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