動的リコンフィギャラブルプロセッサDRPに適した固定小数演算方法の検討(リコンフィギャラブル応用II, リコンフィギャラブルシステム, 一般)

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概要

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NECエレクトロニクス社のDRPは浮動小数ユニットを備えていないが、単一構成面に演算ユニットや分散配置された小規模なメモリを多数持つことから、固定小数演算を用いるアプリケーションに対しては高い並列演算能力を持つと考えられる。しかし、演算を主とするアプリケーションを効率よく実装する試みはあまり行われてこなかった。そこで本稿では、DRPに適した固定小数演算方式や並列演算方式について検討を行った。具体的には、高い並列性を持ち固定小数演算でも必要な精度を保てるレイトレーシング処理を応用例としてとりあげ、異なる設計方針に基づいた固定小数演算を実装し、その性能の比較を行った。結果、DRPに搭載されている乗算器を効果的に用いるような演算器の設計方針が良く、また、演算器の並列化を行う場合、同一種類の連続している演算を、引数を増やすことで1つの関数にまとめて並列に処理する方法が適していることが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-05-06

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