準強連結性に基づくシステム構造分析によるモジュール独立性検証手法
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概要
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ソフトウェアシステムの構造は, 設計工程において, 構成単位と構成単位間のインターフェースを仕様として規定することによって決まる.構造設計では機能的に独立なプログラムやモジュールという構成単位に分割する.しかし, この分割は設計者の主観に依存しやすい.設計品質を保障し, 製品としての信頼性や開発の効率性, 保守の容易性を確保するためには, 設計した構造を客観的に検証する必要がある.従来, 構造設計の方法や技法に関しては種々の議論や提案があるものの, 構造の適切さの検証に関するものは少なく, その検証手法が確立されているとは言いがたい.本論文では, 有向グラフの連結の強さ「準強連結」を用いて機能凝集や機能独立という抽象概念を具現化すると共に, ソフトウェアシステムが機能独立なモジュールに分割されているかを客観的に検証するための方法を提案する.また, 提案手法の適用例によって, その実用性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-06-25
著者
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