未知の特徴推定誤差要因がある場合のレーダパルス列分離法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
複数のレーダから到来するレーダパルス列を受信した場合に, 混在した受信パルス列を各レーダごとのレーダパルス列に分離する方式を示す. このレーダパルス列分離は, 受信パルス列から, 送信RF周波数, パルス幅等の特徴を手掛かりに, 相手レーダ形式の認識を行うパッシブセンサに必要な機能である. これまでのレーダパルス列分離では, 各特徴に含まれる誤差の標準偏差を既知としていた. しかし, 実際には電波伝搬環境等の未知要素に起因する誤差が含まれるため, この標準偏差は未知である. この場合, 最ゆう法に基づき, 分離処理することが考えられるが, レーダ数を推定する必要が発生する. このレーダ数推定方法として, 適用可能な従来法を用いた場合, 各レーダ数を評価する評価関数算出のために恣(し)意的なパラメータを設定する必要がある. そこで本論文では, 最ゆう法に基づくクラスタリングによって各特徴の誤差の標準偏差を未知として分離すること, およびレーダ数を種々仮定した場合のクラスタリング結果をMDL(Minimum Description Length)を用いて比較し, 恣意的なパラメータなしにレーダ数を推定する方法を提案する. シミュレーションにより従来法と比較して本方法の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-25
著者
-
真庭 久和
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
小林 正明
三菱電機株式会社通信機製作所
-
小林 正明
三菱電機(株)
-
真野 清司
太洋無線株式会社
-
系 正義
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
小菅 義夫
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
真野 清司
三菱電機(株)情報総合研究所
-
真野 清司
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
真野 清司
三菱電機(株)
関連論文
- B-2-14 二段階信号検出法を用いた低S/N目標の追尾開始(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,通信1)
- 2次元FFTを用いた高速航跡検出法
- B-1-186 広帯域方向探知機用アンテナの数値解析(B-1.アンテナ・伝播B(アンテナ一般))
- メインビーム部分空間を用いたサイドローブ目標判定法(環境計測及び一般)
- B-2-3 放送波パッシブレーダによる在空航空機の測角実験(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- PDA追尾における目標消滅判定法
- 目標追尾における速度ベクトル平滑化アルゴリズム
- レーダのビーム走査を考慮した二段階MHTレーダパルス列分離法
- レーダのビーム走査を考慮した二段階MHTレーダパルス列分離法
- 誤検出を考慮したMHTレーダパルス列分離法
- B-2-34 誤検出を考慮したMHTレーダパルス列分離法
- MHTを用いたレーダパルス列分離法
- B-2-8 観測量の条件つき確率密度を用いたMHTレーダパルス列分離法
- ドップラ効果を利用した移動体搭載用方向探知アルゴリズムの誤差解析
- ドップラ効果を利用した移動体搭載方向探知アルゴリズム
- 多重仮説相関を用いたレーダパルス列分離法
- 多重仮説相関を用いたレーダパルス列分離法
- 多重仮設相関を用いたレーダパルス列分離法
- 測角センサの非同期運用による通信源位置標定のための虚像排除法
- 未知の特徴推定誤差要因がある場合のレーダパルス列分離法
- 画像系列からの微小目標検出へのニューラルネットの応用
- B-2-33 モノパルスレーダ向け低仰角目標高度推定法ALERTの提案(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- B-2-13 最適RSEを利用したカルマンフィルタパラメータ設計法(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- 類似事例検索のための相互出現頻度に基づくファジィシソーラス生成法
- B-2-27 レーダの TWS モードにおけるドップラー情報を用いた追尾初期化方式の評価
- α-β-γフィルタの安定性と最適ゲイン
- PDA追尾における目標消滅判定法
- B-2-22 推定移動速度を用いたIRセンサ観測目標判別方式
- 追尾初期化におけるゲートの目標捕捉確率計算法
- レーダ追尾におけるα-β-γフィルタの定常誤差
- B-2-1 高高度搭載型測角装置におけるBeam Space-MUSIC法の検証(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- B-1-178 VESPAモノパルス法によるビーム内複数目標分離測角の提案(B-1.アンテナ・伝播C(アンテナシステム),一般セッション)
- B-1-215 固有ビームとパルスドップラフィルタによる近接ドップラ目標の目標数推定法(B-1.アンテナ・伝播C(アンテナシステム),一般セッション)
- 雑音固有値を用いたスレッショルド設定による到来波数推定法(アダプティブアンテナ,MIMO及び無線信号処理技術,無線通信一般)
- B-1-179 Diagonal LoadingによるMVDRスペクトラムの不要ピーク抑圧効果の実データ評価(B-1.アンテナ・伝播C(アンテナシステム),一般セッション)
- アダプティブアンテナのレーダへの応用
- 円形等間隔アレーアンテナにおけるMUSIC方位評価関数の高速演算アルゴリズム
- B-2-54 低PRFバイスタティックレーダを用いた測位方式の検討(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- 類似事例検索のためのファジィシソーラス生成法
- 所望パルスと強相関の干渉パルスを抑圧するエコーキャンセラ
- B-1-185 2素子アレー型カージオイドアンテナ(B-1.アンテナ・伝播B(アンテナ一般))
- スワーリングケースを用いたシフトPDIの目標検出性能評価
- インパルスで学習するコヒーレント干渉パルス抑圧エコーキャンセラ
- B-1-259 アドコックアンテナを用いた広帯域な複数電波方向探知方式(B-1.アンテナ・伝播C(アンテナシステム),通信1)
- B-2-34 MIMOレーダによる高角度分解能化の実証実験(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- 干渉波抑圧性能の入射方向依存性を最小化するMSLCの補助アンテナ配置法
- ファジー推論による低対地高度飛行の経路計画
- B-1-5 ミリ波車々間通信における交差点での回折効果を考慮した伝搬特性の検討(B-1.アンテナ・伝播A(電波伝搬,非通信利用),一般講演)
- A-17-3 見通し外環境におけるミリ波車々間通信に関する検討(A-17.ITS,一般講演)
- 光学画像センサと2次元レーダを用いた車両の3次元追尾
- 2次元合成開口レーダによる月レゴリス層の厚さ計測
- 距離変化率を使用したレーダ追尾の直交座標変換
- MUSIC方位評価関数の高速演算アルゴリズム
- グラムシュミット構成を持つタップドディレイライン型マルチサイドローブキャンセラ
- グラムシュミット構成を持つタップドディレイライン型マルチサイドローブキャンセラ
- アンテナの周波数特性バラツキに対するSLCの広帯域干渉波抑圧性能
- カージオイドアンテナを用いた電波方向探知アルゴリズム
- 複素2値直交系列の1周期を用いたピークサイドローブの小さい複素有限長系列の生成法
- 1112 パルスドップラレーダにおける低SNR加速度目標の検出法(OS9 航空機の電気電子システム)
- ESPRITアルゴリズムにおけるサブアレー特性の補償法
- Scan SARにおけるS/A比の改善法
- アジマス方向高分解能化とレンジ方向観測幅拡大を可能とするマルチビーム合成開口レーダ
- 適応フィルタを用いた送信DBFアンテナの校正法
- 複数の衛星に分散した合成開口レーダを用いた高分解能観測法の検討
- B-2-1 複数の衛星に分散した合成開口レーダを用いた高分解能観測法の検討
- Bistatic合成開口レーダによる高分解能観測法の検討
- 距離変化率を使用したレーダ追尾の非干渉形フィルタ
- 目標の回転と直進を利用する2次元クロスレンジ圧縮逆合成開口レーダ
- Bistatic合成開口レーダによる高分解能観測法の検討
- 多目標追尾のための航跡型多重仮説相関方式がJPDA方式と同一となるための準最適化方法
- パッシブ測位における相互相関を用いた虚像排除アルゴリズム
- PDAアルゴリズムを用いたクラッタ環境のレーダ追尾における直交座標系について
- M^3JPDAを改良した多目標追尾アルゴリズム : Adaptive M^3JPDA
- 短波地表波レーダのクラッタ抑圧処理結果
- A study on inter-vehicle communication at 60GHz in NLOS junction (知的情報通信技術による高度防災交通支援システムの構築プロジェクト)
- ミリ波車々間通信における送受アンテナ系の検討--アダプティブアレーアンテナ (知的情報通信技術による高度防災交通支援システムの構築プロジェクト)
- グラムシュミット処理とタップドディレーラインを用いたマルチサイドローブキャンセラ
- B-1-267 カージオイドアンテナとオムニアンテナの受信電力差を用いた電波方向探知アルゴリズム(オーガナイズドセッション「アナログスマートアンテナ 5」)(B-1.アンテナ・伝播C(アンテナシステム))
- MUSICを用いた実フィールド電波到来方位側角例
- パッシブ測位における相互相関を用いた虚像排除アルゴリズム
- B-2-8 レーダ信号処理系における目標検出性能評価の効率化
- インターフェロメトリックSARにより求めた地形のDEMによる評価
- 等速・等角速度運動モデルに基づく旋回目標追尾
- メジアンフィルタを用いたアダプティブMTI
- 雑音の影響を考慮したAMTIの提案
- 雑音の影響を考慮したAMTIの性能評価
- ガウス性雑音を含む複素正弦波信号の4次キュムラントを用いたSN比改善アルゴリズム
- B-2-15 平均尤度を基準とする多重仮説を用いた追尾初期化方式
- 映像情報メディア学会 MMC研究会 招待講演 映像記録の進歩 : 家庭用ビデオも高柳健次郎先生から始まった (磁気記録・情報ストレージ)
- レーダ追尾における追尾フィルタの前処理
- レーダ追尾におけるカルマンフィルタとα-βフィルタ
- 高密度環境における高旋回多目標追尾
- 大きい強度の受信パルス信号のみを用いて揺らいでいる目標を検出するノンコヒーレント積分法
- 4次キュムラントのコヒーレント和を用いるアルゴリズムによるガウス性雑音を含む複素正弦波信号のSN比改善効果
- 強度の大きい包絡線検波回路出力信号を用いて,揺らいでいる目標を検出するノンコヒーレント積分法
- タップドディレイラインにより入力チャネルを増したMUSIC測角法
- パッシブ測位における相互相関を用いた虚像排除アルゴリズム
- 所望信号と同一周波数の干渉信号を抑圧するパルスエッジ動作の適応エコーキャンセラ
- SAR画像振幅値の総和と2乗総和を用いた航跡検出法
- 防衛科学技術として見た電子戦とそれを支えるエレクトロニクス技術(リモートセンシング、EW技術、及び一般)