2次元合成開口レーダによる月レゴリス層の厚さ計測
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概要
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月を周回する衛星から月面を観測し, レゴリスと呼ばれる表土層(0〜50m)の厚さを計測することが計画されている. レゴリスは, アポロ計画による調査で, HF, VHF帯の電波の透過性が高いことが知られており, アポロ17号では, 搬送波周波数150MHzのレーダを搭載し測定が行われた. この測定では, 搬送波周波数の低さのためアンテナビーム幅が広がり過ぎてレゴリス層の底面からの反射と月表面からの反射との分離ができず, 十分な結果は得られなかった. 月周回衛星では, 大型のアンテナの搭載が困難なため, 合成開口による角度分解能の改善を利用した計測法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
-
藤坂 貴彦
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
岩本 雅史
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
久田 安正
宇宙開発事業団
-
小菅 義夫
三菱電機(株)情報技術総合研究所
-
田中 宏和
日本電気株式会社
-
田中 宏和
三菱電機(株)
-
上等 泰吉
宇宙開発事業団技術研究本部
-
久田 安正
宇宙開発事業団 技術研究本部 要素技術研究部
-
上等 泰吉
宇宙開発事業団
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