積分による目標検出確率の改善
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概要
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パルスドップレーダでは、信号対雑音電力比(SNR)を改善し目標の探知能力を高めるために、パルス繰り返し周期内での信号の積分であるパルス圧縮や、同一レンジピンの複数のパルスヒットの信号を積分するドップラー処理を行う。我々はこれらの処理を拡張して、パルス圧縮時の目標移動で生じる受信信号の位相変動による圧縮率の低下や、観測時間中の目標のレンジピン移動に伴って生じるデータの欠損による積分損失等を補償して積分効果の増強を図る積分方式を提案した(以下、これを従来方式と呼ぶ)。しかし、従来方式では目標信号が加速度等による揺らぎを持っている場合、積分時間に限界が生じる。この問題に対処するために、本稿では、従来方式と画像処理の線分検出手段であるHough変換とを組み合わせた方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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