有限な応答時間をもつHybrid ARQシステムの信頼性
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概要
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通常のHybrid ARQ方式は,伝送系の環境が比較的良好な場合にも,送信データに対して誤り訂正のための符号化・復号化を行い,かつ,その符号化による送信ビット増などによって,スループットの低下をもたらす.この方式はType-Iと呼ばれている.最近では,スループット向上の観点から,誤り訂正が必要なときのみ,訂正のための符号化データを送信しようという工夫や研究が数多く提案されており,Type-II方式と呼ばれているここでは,スループット向上の視点から,TyPe-II HybIid ARQ方式に関して,有限な応答時間をもつ新しい確率モデルを設定し,単位ブロックの送信が成功するまでの平均時間を導出する.そのとき,Type-I方式との比較によって,このモデルの優位性について,考察と評価を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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