セルフテスティングシステムの最適定期テスト方策(信頼性,保全性,安全性)
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概要
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通常の動作サイクル中に,出力符号の検査により故障検出が可能なセルフテスティング性を備えた論理回路などのシステムを考える.しかし,不完全なセルフテスティング性をもつシステムの場合,故障が発生しても直ちにその故障を発見できない場合がある.すなわち,システムが故障を発見できる出力符号を与える入力符号をもっていたとしても,まれにしか入力されない場合,故障を容易に発見することはできない.このため,定期的にテストを実施するなどの処理を行う必要がある.しかし,不必要に多くのテストを実施することは,システムの性能を劣化させる可能性がある.本研究では,このようなシステムに対して,定期テストを実施したとき,故障の発生から発見までの単位時間当りの損失費用を導入し,期待費用を解析的に求める.また,期待費用を最小にする最適定期テスト時間についても議論する.更に,システムの故障分布が指数分布に従うとき,具体的に数値例を示し,種々検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-10-01
著者
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