二つの障害状態をもつ通信システムのロールバック方策
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概要
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コンピュータ通信技術の著しい進展に伴い, システムの制御機能が複数のプロセッサによって分散処理され, 処理の高速化がはかられるようになってきた. このようなシステムの複雑化に伴い, 制御システムの高信頼化・高機能化の問題が重要になってきている. ここでは, 複数のプロセッサによって構成される制御システムを, ある一つの注目するプロセッサと他のプロセッサグループに分け, いわば簡便化のため, 二つのプロセッサ間の通信処理のみに着目してモデルを設定する. そのとき, プロセッサ障害と通信エラーの二つの障害に対応し, システム全体として制御の一貫性が保持できるようなチェックポイントの設定とロールバック方策を考え, 期待費用を最小にする最適なチェックポイント間隔などについて種々議論する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-08-25
著者
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