重複ACKによる再送信制御方式をもつネットワークシステムのスループット(信頼性,保全性,安全性)
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概要
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モバイル端末の普及や無線通信技術の発展に伴い,無線回線に対する高信頼化への要求が高まっている.一般に無線回線上においては,干渉,フェージング等の電波障害により,有線回線に比べ高い確率でパケット損が発生する.TCPにおいては,端末間の信頼性の確保は,送信側が送信したデータパケットに対して受信側がACK (acknowledgement,肯定応答)パケットを送ることにより実現しているが,無線回線上ではACKパケットが損失することも少なくない.ここでは,ACKパケット数をデータパケットの再送回数に合わせて変動させる重複ACK方式を提案し,この重複ACKによる再送信制御方式をもつシステムについて,信頼性モデルを設定し,パケット送信成功に至るまでのスループットを最大にする最適方策について議論する.更に数値例を示し,提案する方式が,スループットの向上に有効であることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-06-01
著者
-
木村 充位
岐阜市立女子短期大学国際文化学科
-
今泉 充啓
愛知学泉大学
-
木村 充位
岐阜市立女子短期大学
-
安井 一民
愛知工業大学経営情報科学部
-
安井 一民
愛知工業大学
-
今泉 充啓
愛知学泉大学経営学部
-
今泉 充啓
愛知学泉大学現代マネジメント学部
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