マルチキャストにおけるデータ転送モデルの信頼性解析
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概要
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パーソナルコンピュータの普及に伴い,ネットワークのネットワークであるインターネットが発展してきている.インターネットにおいては,従来からの1対1のユニキャスト通信に加えて,1対多あるいは多対多のマルチキャスト通信が行われるようになってきている.このようなマルチキャスト通信においては,ユニキャスト通信と同様に高信頼性が要求される機会が増えており,高信頼性を実現するための様々なプロトコルが提案されている。ここでは,マルチキャストデータ転送における信頼性の問題を考察する.すなわち,送信サーバからn個のパケットに分割したデータをマルチキャストにより次々と受信端末に送信し,誤ったパケットを再送すると仮定した信頼性モデルを設定する.そのとき,送信成功となるまでの平均時間を解析的に導出,さらに,スループットを最大にする最適方策について議論し,数値例による考察と評価を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-10
著者
-
木村 充位
岐阜市立女子短期大学国際文化学科
-
今泉 充啓
愛知学泉大学
-
木村 充位
岐阜市立女子短期大学
-
安井 一民
愛知工業大学経営情報科学部
-
安井 一民
愛知工業大学
-
今泉 充啓
愛知学泉大学経営学部
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