予備発追機とバッテリーをもつ電源システムの信頼性評価

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最近,フォールトトレランス技術の進展とともに,コンピュータ・システムの運用・保守段階における使用信頼性の向上方策が種々考案されてきているコンピュータ・システムの使用信頼性を向上させる基本的課題の一つとして,供給電源の安定性の問題がある.すなわち,コンピュータなどの情報・通信機器は,供給電源電圧の微小な変化にも非常に敏感であり,例えば1/100秒程度の瞬断や瞬時電圧低下趣どにより,誤動作または停止することがある・わが国の商用電力の質は,諸外国に比べ極めて高いレベルにあるが,雷発生期における上述のような瞬断や瞬時電圧低下は頻繁に発生しているのが現状である.このため,通常の主要コンピュータ・システムにおける供給電源は,一般商用電源の障害時に対応して,バッテリーや自家用発電機などの予備電源を確保することにより,その安定性が保障されているここでは,上述のような観点から,コンピュータ・システムに対する供給電源の信頼性の問題を考察するすなわち,コンピュータ・システムの電源が,通常の商用電源の障害時に,予備電源(バッテリーおよび発電機)によってバックアップされる信頼性モデルを設定し,システム用電源の信頼性を解析するとともに,予備電源の有効性について考察評価を行うさらに,実際的な数値例により種々の議論を行う.
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-04-15

予備発追機とバッテリーをもつ電源システムの信頼性評価

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