複雑性を伴う多重マイクロプロセッサシステムの信頼性
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概要
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近年, マイクロプロセッサ(μp)の高信頼化の要求が高まってきている.μpの動作状態を監視する方法として, ウォッチドラッグプロセッサ(WDP)が幅広く用いられているが, 現状では, μpに発生する異常状態のすべてを検出することは不可能であり, μpを含めたシステム全体の信頼性の向上が強く望まれている.特にオンラインシステムにおいては, 高信頼性とリアルタイム制を兼備したシステムの構築が不可欠となってきている.ここでは, μpとWDPで構成されるμpユニットが多数決機能を持つTMRを構成し, それがn個の待機冗長方式をとるシステムの信頼性の問題を考察する.一般に, ユニット数の増加に伴い, 不一致検出・切換回路等のハードウェアが増加し, その信頼度は低下することが知られている.ここでは, このようなユニット数の増大に伴う信頼度の低下要因を複雑性としてとらえ, システムに複雑性の尺度を導入し, システム故障に至るまでの平均時間を導出する.更に, システム故障に至るまでの期待費用を最小にする最適なTMRユニットの個数等を解析的に求め, 種々議論すると共に評価を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-25
著者
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