ウォッチドッグタイマをもつマイクロプロセッサシステムの信頼性評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マイクロプロセッサ(microprocessor:μP)の動作状態を監視する簡便な方法として,比較的安価なウォッチドッグタイマ(watchdog timer:WDT)が多く用いられており,高機能をもつWDTの研究・開発や,さらに,μPを含めたシステム全体の信頼性の向上が望まれている.ここでは,μPとWDTとが,それぞれ独立なプロセスを実行するとき,ある確率分布に従って異常状態が発生すると仮定した確率モデルを設定し,μPが暴走状態または障害発生に至るまでの平均時間やμPの平均有効時間の割合,さらに,コスト有効性等の尺度を導出し,WDTをもつことによって,μPの信頼性がどの程度向上するかなどについての考察と評価を行なう.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
関連論文
- データ更新回数によるレプリケーションの最適方策
- データ更新量を考慮した非同期型レプリケーション方策のモデル化と解析
- ふくそう状態をもつ移動体通信システムの信頼性
- 誤り回復機能をもつ移動体通信システムの信頼性 (ITSとモバイルコンピューティング)
- A-9-2 移動体環境における誤り回復機能をもつシステムの信頼性
- 二つの障害状態をもつ通信システムのロールバック方策
- 異なる障害状態をもつシステムのチェックポイント / ロールバック方策
- プロセッサ間の多重通信を伴うシステムの信頼性
- TCP通信におけるデータ転送モデルの評価(信頼性(3))
- エントロピーを考慮したシステムの冗長度の信頼性的考察