ノイズ及び量子化の影響を考慮したリアプノフ指数の推定法 : その1

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概要

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近年、カオスを工学的に応用するために、様々なハードウェア化が試みられている。そこで、それらのカオスを定量的に評価する必要がある多くの場合、観測された時系列から得られたデータを用いてリアプノフ指数を推定する方法が用いられる。しかし、実際にシステムから得られるデータは、図1に示すようにノイズが不可避である。さらに、データを計算機に取り込むためには、A/Dコンバータを使用するために、得られるデータは有限長に量子化されてしまう。これらの要素はリアプノフ指数の推定に大きな影響を及ぼす。そこで、本研究では、図1のようなノイズと量子化とを考慮した観測モデルを想定し、より正確なリアプノフ指数を求めるアルゴリズムを提案する。[figure]
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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