カオスダイナミクスを用いた二次割当て問題の解法のアナログ集積回路化に関する検討
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概要
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二次割当て問題は, NP困難な組合せ最適化問題の中でも極めて難しい問題として知られている.この二次割当て問題の近似解法として, タブサーチを始めとした様々なヒューリスティック手法が提案されている.このタブサーチをニューラルネットワークにより実現する方法が提案されている[3].この方法では, 局所解の問題を回避する為に, ネットワークにカオスダイナミクスを用いる.我々は, 上記の方法をアナログ集積回路で実装し, 高速, 超並列処理による二次割当て問題の解法を試みている.そこで本論文では, 回路の特性を考慮して, アナログ集積回路化に適するように, 文献[3]の二次割当て問題の解法に変更を施す.次にこれらの変更が及ぼす影響をシミュレーション実験により検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-26
著者
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堀尾 喜彦
東京電機大学 大学院 工学研究科
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田中 健太郎
東京電機大学工学部電子工学科
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堀尾 喜彦
東京電機大学大学院工学研究科電気電子工学専攻
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堀尾 喜彦
東京電機大学
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合原 一幸
東京大学, 工学部計数工学科
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合原 一幸
東京大学, CREST
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