2分木の平衡分解木を求める最適加速な並列アルゴリズム
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概要
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2分木Tの1つの辺を取り除くとTは2つの部分木T_1,T_2に分割される。この操作をT_1,T_2それぞれに対し再帰的に行うことによって,木は最後には1つ1つの頂点まで分割される。この分割の課程を表現した木をTの分解木(decomposition tree)という。この課程において,任意の分割によって得られた2つの木の頂点数の比がある定数以下であるとき,得られたTの分解木を平衡分解木(balanced decomposition tree)という。本稿ではn頂点2分木の平衡分解木をn/log nプロセッサ,O(log n)時間で求めるVREW-PRAM上の並列アルゴリズムを示す。この並列アルゴリズムは時間計算量とプロセッサ数の積が最適な逐次アルゴリズムの時間計算量O(n)と等しいので,最適加速なアルゴリズムである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-27
著者
-
都倉 信樹
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
増澤 利光
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
陳 慰
名古屋工業大学電気情報工学科
-
陳 慰
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
藤原 暁宏
大阪大学基礎工学部情報工学科
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