距離に応じた計算量で最短経路木を求める分散アルゴリズム
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概要
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本論文では,リンクが非負整数の重みをもつネットワークにおいて,指定されたプロセッサを根とする重み付き最短経路木(WSPT)を通信計算量O(√<nDe>+e)(n,eはそれぞれネットワークのプロセッサ数,リンク数を表し,Dは根からの重み付き距離の最大値を表す)で求める分散アルゴリズムを提案する.通信計算量がDに依存するWSPT構成アルゴリズムとしては,通信計算量O(Min(Dn+e,n^2))^<(4)>のアルゴリズムが知られているが,D=o(n^3/e)かつD=ω(e/n)のとき,本論文のアルゴリズムの方が,オーダ的に真に効率が良い.また,WSPTの特別な場合である幅優先生成木についても考察する.
- 1994-01-25
著者
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