ヌクレオシドオキシダーゼ固定化ベンゾキノン含有グラファイトペースト電極の作製とその特性
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概要
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Flavobacteriumより精製したヌクレオシドオキシダーゼを固定化したベンゾキノン含有グラファイトペースト電極を作製した.この電極をヌクレオシド類を含むpH6〜10の緩衝液に入れ, +0.2Vで酸化電流を測定すると, 電流は90秒で定常値に達し, その大きさはヌクレオシド濃度が2〜30μMの間で直線的に増加した.アデノシン20μM溶液での電流値のRSDはn=7で2.0%であり, この誤差内で溶存酸素濃度に影響されなかった.この電極はアデノシン, グアノシン, イノシンにそれぞれ同程度応答し, ウリジン, チミジン, シトシンには前者の4/5程度応答し, 核酸塩基類, 五炭糖類及びヌクレオチド類には応答しなかった.この電極を用いて, 血清中に共存する物質の影響を受けることなく, ヌクレオチダーゼの活性が簡便に測定でき.又ヌクレオチダ-ゼを利用することでヌクレオチドの検出ができた.作製した電極は週8時間の使用で, その応答感度は2か月間変化しなかった.
- 1992-04-05
著者
-
木下 英明
活水女子大
-
山田 秀明
京都大学農学部農芸化学科
-
古賀 晋治
京大院農応用生命科学
-
山田 秀明
富山県大・工・生物工学研究センター
-
木下 英明
活水女子大学
-
山田 秀明
京都大学農学部
-
池田 篤治
Section Of Biotechnology Department Of Applied Technology Hokkaido Food Processing Research Center:(
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