語学訓練用知的CAIシステムにおける文の生成方式
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概要
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人間は、場面に即した応答や、当意即妙な受け答えなどの会話能力を、実際に会話をする環境におかれることによって経験的に修得する。ある外国語における会話能力も、学習者がその外国語を母国語とする人と実際に会話を行うという体験の頻度や回数に比例して向上するものてある。著者らは、会話能力の向上過程に着目し、学習者とシステムの外国語による自由な会話のシミュレーションを通して教育的指導を行う語学訓練用知的CAIシステムの研究開発を行っている。本システム(図1)の目指す自由な会話のシミュレーションによる語学訓練においては、対話の内容や流れそのものが教材であるため、対話の相手としてのシステムの発話は教育効果に影響する。本稿では、語学訓練用知的CAIシステムの文生成において、教育効果や教材作成の面から求められる機能について考察し、その実現方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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山本 秀樹
沖電気工業(株)研究開発本部関西総合研究所
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浅野 雅代
(株)沖テクノシステムズラボラトリ
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井谷 浩二
(株)オージー情報システム総研
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山本 秀樹
沖電気工業
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椎野 努
三重大学工学部情報工学部
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椎野 努
沖電気工業株式会社ソフトウェア事業部
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