並列オブジェクトモデルに基づくLSI配線プログラム (<特集>並列処理)
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概要
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LSI配線は,LSI CADの処理の中では,多大な計算時間を必要とする問題として知られており,並列処理による速度向上は,設計期間の短縮に効果が大きいと期待されている.本論文では,分散メモリ型の大規模な並列マシンに適用できることを目標に,並列オブジェクトモデルに基づいた新しい並列配線手法を提案する.この手法は,配線領域における線分のすべてをオブジェクトに対応させ,それらがメッセージを交換しながら与えられた端子間の経路を探索していくものであり,高い並列性を内在しうる.探索の基本アルゴリズムとしては,予測線分探索法を並列化して用い,それをKL1言語を用いて分散メモリ型並列マシンのMulti-PSI上に実装した.本手法の性能をLSIの実データを用いて評価した結果,64台のプロセッサを用いて,16倍の台数効果を得た.また,汎用計算機と処理速度を比較した結果,ほぼ同程度であることがわかった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-03-15
著者
-
大嶽 能久
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
瀧 和男
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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瀧 和男
新世代コンピュータ技術開発機構
-
瀧 和男
神戸大学
-
伊達 博
(株)日立製作所日立研究所
-
伊達 博
(財)新世代コンピュータ技術開発機構第7研究所
-
瀧 和男
神戸大 大学院工学系研究科
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