イネ縞葉枯ウイルスのモノクローナル抗体の作成と本抗体による罹病植物および保毒虫からのウイルス抗原の検出
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概要
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イネ縞葉枯ウイルスで免疫した BALB/C マウスから得た脾細胞とマウス骨髄腫細胞, P3-X63-Ag8-U1 を融合させて抗体産生細胞を作成した。抗体価は培養上清のものよりも200-400倍高く, また接種後の日数が長い程高かった。1個のマウスからリングテストによる力価が800-1,600倍の腹水が11.4-22.5ml採取された。腹水に含まれる抗体産生細胞を次のマウスに接種し, 継代したところ, 採取腹水量は継代とともに低下し, 抗体価も2〜3代目には初代の1/2に低下した。本抗体を用いてラテックス凝集反応法および酵素結合抗体法によって, 罹病イネおよび保毒ヒメトビウンカからウサギ血清と同様にウイルス抗原を検出することができた。
- 日本植物病理学会の論文
- 1986-04-25
著者
-
匠原 監一郎
日植防研
-
野津 祐三
生物研
-
高橋 義行
日本植物防疫協 研
-
高橋 義行
日本植物防疫協会研究所
-
土崎 常男
農林水産省農研センター
-
匠原 監一郎
日本植物防疫協会研究所
-
野津 祐三
農林水産省農業生物資源研究所
-
美濃部 侑三
農林水産省植物ウイルス研究所
-
大村 俊博
農林水産省農業研究センター
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