畑圃場における農薬鉛直浸透評価法としての土壌コア試験
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概要
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土壌コア法による農薬の鉛直浸透評価の方法を考案した.地表下0∿10cmの土壌コアについては表層用土壌採取器具を用いて柱状に採取した.さらに10∿50cmの土壌コアについては, 0∿10cmコア採取箇所に二分割した縦割りライナー(内径5cm)を装填した採土管を地表下50cmまで打ち込み採取後10cmごとに分割した.一回の試験に6カ所の土壌コア試料を採取し, 土壌および土壌水中の農薬濃度を測定した.土壌水については, 各層の土壌を良く撹拌後土壌脱水用ローターを用いて11, 000rpmで60分間遠心(pF 4.2)し採取した.メタラキシル, メトラクロールおよびブロマシルを処理した畑土壌については散布直後から105日後の土壌水中の各農薬濃度を測定したところ, メタラキシルは地表下30cm, メトラクロールでは20cm以下の層からは検出されなかったが, ブロマシルは105日後に地表下40∿50cmの層で0.114mg/L検出された.土壌コア法と同時に地下50cmに設置したパンライシメーターからは105日後でも浸透水は採取出来なかった.また, 地下50cmからのポーラスカップの浸透水中には農薬は検出されなかった.
- 日本農薬学会の論文
- 2002-02-20
著者
-
小林 裕子
日本植物防疫協会研究所
-
小林 裕子
日植防研
-
田中 薫
日本植物防疫協会研究所
-
高橋 義行
日本植物防疫協 研
-
高橋 義行
社団法人日本植物防疫協会研究所
-
荻山 和裕
社団法人日本植物防疫協会研究所
-
高橋 義行
日本植物防疫協会研究所
-
杉山 浩
日植防研
-
荻山 和裕
日本植物防疫協会研究所
-
角田 泰
日本植物防疫協会研究所
-
藤田 俊一
日本植物防疫協会研究所
-
杉山 浩
日本植物防疫協会研究所
-
荻山 和裕
日植防研
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