モノクローナル抗体によるスイカ系キュウリ緑斑モザイクウイルスの検出
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概要
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スイカ系キュウリ緑斑モザイクウイルス(Wa)を検出するために, 特異性が高く, 高力価で均質な抗体を大量に得ることを目的としてモノクローナル抗体を作製し, 診断への利用について検討した。Waで免疫したマウスから常法によりハイブリドーマを作製し, 14株の抗体産生細胞を得た。これらの抗体は, すべてWaに対してのみ反応し, 他の系統(キュウリ系、余戸系)やタバコモザイクウィルスの各系統とは反応しなかった。高力価の抗体を産生する株から得た腹水を用いてELISA法によるWaの検出を行った結果, IgMをcoating Ig, IgG1をconjugateとして用いた場合, 高感度に検出でき, Waの実用診断に使用することが可能であった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1989-07-25
著者
-
匠原 監一郎
日植防研
-
鳥山 重光
明治大
-
高橋 義行
日本植物防疫協 研
-
高橋 義行
(社)日本植物防疫協会研究所
-
高橋 義行
日本植物防疫協会研究所
-
匠原 監一郎
日本植物防疫協会研究所
-
亀谷 満朗
農水省農業研究センター
-
鳥山 重光
農水省農業環境技術研究所
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