モノクローナル抗体を用いた酵素結合抗体法(EHSA)によるインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)とクローバ葉脈黄化ウイルス(ClYVV)の特異的検出
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概要
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BYMVとClYVVは血清学的に似ているため, ポリクローナル抗体を用いたELISAでは両者を識別できない。そこで, BYMVあるいはClYVVに対するモノクローナル抗体(MAb)を2種類混ぜた3重抗体間接ELISA(TAS-ELISA)で, 両ウイルスを特異的に検出する方法を検討した。その結果, MAb-4G8とMAb-4H9の混合ではBYMVのみを, MAb-IC8とMAb-2D6の混合ではClYVVのみを特異的に検出できた。また, MAb-5F2を用いたTAS-ELISAでは両ウイルスをともに検出することができた。また, これらの抗体はレタスモザイクウイルス, エンドウ種子伝染モザイクウイルス, パパイア輪点ウイルス, ジャガイモYウイルス, ダイズモザイクウイルス, カボチャモザイクウイルス, ズッキーニ黄斑モザイクウイルスとは反応しなかった。
- 1998-06-25
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