表情認識とその程度推定

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概要

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本研究では人間の感情を表すいくつかの表情について、その認識、分類のみならず、無表情から最大まで表情の程度をおおまかに推定することを目的とした。本手法は、顔全体を1つのパターンとして捉え、無表情からの表情変化を抽出することにより表情認識が行えるとの考えに基づいている。表情程度のように微妙な情報を抽出するには、顔の造作の違いによる個人性を除去する必要がある。顔のエッジ画像からポテンシャルネットと呼ぶ物理モデルを用いて、表情変化は変形したネットとして表わされる。次に、ネットの変形をKL展開を用いて低次元の固有空間で表わすと、原点を平常顔としてその表情空間上の位置から表情程度を推定することが出来る。本研究では、"笑い","驚き","怒り"の3つの表情についてモデルを作成し、入力顔画像に対して評価を行なった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-01-23

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