鮮明な画像撮影のための高速追従型アクティブカメラ(卒論セッション)
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概要
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本論文では,高速に運動している物体を対象として,それを鮮明に撮影するためのアクティブカメラ制御方法を提案する.知覚モジュール(検出部)では,視線方向を変更しても運動視差が生じない視点固定型カメラで画像を撮影し,単色対象の追跡を安定化させるために,色空間内でのヒストグラムのシフトを行う改良型mean shift法によって画像上での対象の重心位置を追跡する.行動モジュール(制御対象)では,パン・チルトユニット(PTU)の速度制御にPID制御を採用する.これは,対象の速度をP成分,位置を1成分,そして対象の予測運動をD成分に対応付けることにより,対象の運動予測を行いながら,カメラの回転速度を対象の速度に合わせると同時に,対象を画像の中心でとらえるというカメラ制御が実現できるからである.実験結果より,本手法がアクティブカメラ制御法として有効であることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-05-06
著者
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和田 俊和
和歌山大学システム工学部
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呉 海元
和歌山大学
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加藤 丈和
和歌山大学 システム工学部
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加藤 丈和
和歌山大学システム工学研究科
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和田 俊和
和歌山大学
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加藤 丈和
和歌山大学
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呉 海元
和歌山大学システム工学部
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大池 洋史
和歌山大学
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