自動心理診断システム(MINI)による顎変形症患者の男女間における性格傾向の検討
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概要
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我々は顎変形症患者の性別による性格傾向を調査するため,本研究を行った.資料として1999〜2002年に本学附属病院矯正歯科を受診した(1)男性の顎変形症患者19名(平均年齢22.17歳,18〜27歳)(2)女性の顎変形症患者27名(平均年齢23.72歳,18〜39歳)を用いた.方法として,MINI自動心理診断システムver6.0(学芸図書出版)を用い,臨床尺度について比較検討を行った.男性の顎変形症患者群において有意水準p<0.05でHy(ヒステリー),Pd(精神病質的逸脱),Pa(妄想症)の尺度で有意に高得点を示した.女性の顎変形症患者群において有意な高得点を示す尺度はなかった.以上の結果,顎変形症患者の男性群は女性群と比較して,身体表現性障害や精神的障害の可能性が多いことが示唆された.
- 大阪歯科学会の論文
- 2004-12-25
著者
-
本田 領
大歯大・矯正
-
川本 達雄
大阪歯科大学歯科矯正学講座
-
橋本 和哉
大阪歯科大学歯科矯正学講座
-
神原 敏之
大阪歯科大学歯科矯正学講座
-
本田 領
大阪歯科大学歯科矯正学講座
-
玉田 亨
大阪歯科大学大学院歯学研究科
-
岡下 慎太郎
大阪歯科大学大学院歯学研究科
-
荒川 博之
大阪歯科大学大学院歯学研究科
-
川本 達雄
大阪歯科大学歯科矯正学
-
川本 達雄
大阪歯科大学
-
神原 敏之
大阪歯科大学歯科矯正学
-
川本 達雄
大歯大・矯正
-
橋本 和哉
大阪歯科大学大学院私学研究科歯科矯正学
-
本田 領
大阪歯科大 歯科矯正学
-
岡下 慎太郎
大阪歯科大学歯科矯正学講座
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