アイソザイムによるクリ品種の鑑別
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概要
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アイソザイム法がクリ品種の鑑別に有用であるかどうかを検討するために, ゲル等電点焦点法により, パーオキシダーゼ, アルカリ性フォスファターゼ及びエステラーゼ・アイソザイムを分析した。材料は日本グリ, 中国グリ及びヨーロッパグリの3種16品種の枝條先端部の樹皮を用いた。エステラーゼでは明瞭なバンドが得られなかったが, パーオキシダーゼ及びアルカリ性フォスファターゼでは, 共に合計10本のアイソザイムバンドが識別された。比較したクリ3種の間に, 種特有のバンドは確認できなかったが, パーオキシダーゼ・アイソザイムにおいて, バンド活性に差異が認められた。
- 神戸大学の論文
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