リュウキュウマツ林の施業に関する研究 (II)(林学科)
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概要
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1.本研究は, 人工下種によるリュウキュウマツ造林地において, 施業法を異にすることにより, 林木の材積生長, 形質生長などにどのような影響をおよぼすかということを継続して調査する目的で8つのプロットを設定した。2.試験地は琉球大学与那演習林79林班ぬ小班にあり, 1966年12月に播種が, 1967年12月に補播がおこなわれた所で, 調査は1967年12月末から1968年1月初めにかけておこなった。3.調査の結果は次の通りである。1)造林費が割高となっているが, 経費節減のための作業形態が今後研究されなければならないであろう。2)補播率は30%を見込めばよいであろう。3)1穴に1本ないし15本の本数が生立しているが, 4本以下の苗木が生立しているまきつけ穴数が全体の93%を占めている。4)1本以上苗木が生立している穴数は, プロット毎にha当りおよそ3,600穴ないし7,400穴である。5)苗高範囲は0.5cmないし85.0cmにおよぶが20.0cm以下の苗木が全本数の95%を占め, 平均9.3cmである。6)苗木のha当り換算本数は, プロット毎におよそ6,000本ないし17,000本である。7)1穴に生立している本数が増加するに従って, 平均苗高は低くなる傾向がある。
- 琉球大学の論文
- 1968-10-01
著者
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