温州ミカンの着色促進に関する研究 (第2報) : プラスチックフィルムを利用したエチレンによる着色促進の簡易法
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概要
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1. 0.012mmのポリエステル•0.05mmのポリエチレンのラミネートフィルムと水とで果実を密封し, エチレンを注入, 15時間後に開封したところ, 葉緑素が急速に分解し, 着色が促進された。2. 0.2mmの農業用塩化ビニルでは, 多少のエチレンが透過し失われたが, ポリエステル•ポリエチレンにくらべて着色促進の効果には差がなかつた。3. プラスチックフィルムでエチレン処理をする際の処理の濃度は, フィルムの容積に対し500〜1,000ppmが適当であつた。4. 0.2mmの農業用塩化ビニルを用いると, 2.4トンあるいは9トン程度の規模において, 手軽に温州ミカンの着色促進が行なえた。
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