タウリンの胆汁分泌促進作用と催胆汁うつ滞因子への影響
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概要
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含硫アミノ酸の1つであるタウリンの利胆作用について検討すると共に, 催胆汁うつ滞因子によつて誘導される肝内胆汁うつ滞に対するタウリンの影響を調べた. その結果, タウリンのみの投与では著明な利胆効果は認められなかつたが, 催胆汁うつ滞因子によつて誘導される胆汁排泄抑制はタウリンによつて有意に緩解された. また, このようなタウリンの利胆作用は胆汁酸依存性胆汁排泄と, vesicular transport の増強によることが示唆された. しかし, タウリンは胆汁酸非依存性胆汁排泄には影響を及ぼさなかつた.
著者
-
長谷川 格
大阪市立大学医学部
-
森澤 成司
大阪市立大医生化学
-
木岡 清英
大阪市立大学 第3内科
-
木田 徹
大阪市立大学第三内科
-
筒井 ひろ子
大阪市立大学
-
阪上 千博
大阪市立大学医学部
-
小林 絢三
大阪市立大学
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部内科学
-
市川 裕三
大阪市立大学医学部第1生化
-
長谷川 格
大阪市立大学医学部第3内科
-
木田 徹
大阪市立大学医学部第3内科
-
阪上 千博
大阪市立大学医学部第3内科
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