OK 432によって活性化されたマウス腹腔浸出細胞の腹水肝癌細胞(MH 134)に対する細胞障害性
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概要
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C3Hマウスの腹腔浸出細胞をin vitroでOK 432で刺激し, 72時間培養後,その培養上清を腹水肝癌細胞(MH 134)浮遊液に添加すると,肝癌細胞のDNA合成が著明に抑制された.また, OK 432で刺激したマウス腹水浸出細胞の培養上清をSephadex G-75およびDEAE-celluloseを用いるカラムクロマトグラフィーで分画すると,腫瘍細胞障害活性は一定の分画に回収された.以上の結果から, OK 432はマケロファージを活性化し,活性化されたマケロファージから産生される細胞障害因子が抗腫瘍性に作用すると推測された.
著者
-
門奈 丈之
大阪市立大学
-
阪上 吉秀
大阪市立大学医学部第3内科
-
筒井 ひろ子
大阪市立大学
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部内科学
-
森沢 成司
大阪市立大学医学部内科学
-
東森 俊博
大阪市立大学医学部第3内科
-
山本 祐夫
大阪市立大学
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