原子吸光分析法による潤滑油中の亜鉛の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
市販の潤滑油中に酸化防止剤および清浄剤として金属塩の形で添加されている亜鉛の定量に原子吸光分析法を応用した.試料の約1.0gをメチルイソブチルケトン (MIBK) 100m<I>l</I>に溶解し, 得られたMIBK溶液について原子吸光測定を行なった.<BR>検量線の直線部分 (亜鉛1〜6ppm) を利用して標準添加法を適用した.回収試験の結果, 亜鉛についての回収率は99%以上で, 本法による定量結果の正確さが確かめられた.試料の溶解はごく短時間ですみ, 本法の全体の分析所要時間は1試料1回30分以内で, 旧来の定量法と比較して約60分ほど短縮できる利点がある.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
-
宗森 信
大阪府立大学工学部環境化学講座
-
武者 宗一郎
大阪府立大学
-
石井 猛
大阪府立大学工学部応用化学教室
-
宗森 信
大阪府立大学
-
石井 猛
大阪府立大学工学部
-
宗森 信
大阪府立大学工学部応用化学教室
関連論文
- 膜分離/化学発光法による水中の全有機炭素の連続流れ測定
- 化学発光法による水中の全窒素の定量 : 触媒の比較
- JIS法によるヒ素の定量についてのクロスチェック
- 3,3'-ジアミノベンジジンを用いるセレンの吸光光度定量法の改良とクロスチェック
- 水中の超微量硫化物イオンの膜分離/化学発光定量(超微量分析のための前処理と予備濃縮)
- デオキシリボ核酸を構成する核酸塩基成分の電気分析による定量
- 内標準原子吸光分析法による有機物を含む水溶液試料中の微量金属の定量 : II.ワインの分析
- 内標準原子吸光分析法による有機物を含む水溶液試料中の微量金属の定量 : I.基礎研究
- 分析化学--大気汚染物質の化学発光分析 (1979年の化学-10-)
- アミノ酸ラセミ化法による大阪湾南港底たい積層の年代測定