セレン含有アルカリ性ペルオキソニ硫酸カリウム分解法による水中の全窒素の連続測定
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概要
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従来から行われているオートクレープ分解による水中の全窒素の測定を回分方式ではなく,連続方式で行うことができた.酸化剤としてアルカリ性ペルオキソニ硫酸カリウムに触媒として0.1%のセレンを添加して,加熱温度を175℃とすることによりアンモニア,亜硝酸イオン,尿素,アミノ酸などを連続的に硝酸イオンに酸化することができた.生成した硝酸イオンを4%塩化チタン(III)溶液でアンモニアに還元した後,微孔性テフロン膜によって分離して,内部を流れるo-フタルアルデヒドと反応させて蛍光測定した.検量線は0.02〜10mgN/lの間で直線性が成り立ち,検出限界(S/N=3)は9μgN/lであった.0.2mgN/lにおける測定の相対標準偏差(n=4)は2.5%であった.試料注入時から蛍光検出までに要する時間は10分であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-01-05
著者
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