膜分離を利用するフローインジェクション分析 : 血液及び尿中のアンモニアの定量
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概要
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アンモニアの膜分離連続定量法について既に報告した.本報では応答が比較的速く,少量試料にも使える膜分離管を作製し,基礎的検討を行い,血液中及び尿中のアンモニアの定量に応用した結果について述べる.本法は試料体積800μ,分析速度毎時15検体であり,10^<-6>M〜5×10^<-4>Mの範囲で検量線は直線を示した.又相対標準偏差は約1%であった.本法を血液及び尿中のアンモニアの定量に応用するため,それらに含まれているタンパク質,アミノ酸,尿素などの干渉を調べたが,それらの影響は認められず,特別な前処理を必要とせずアンモニアを定量できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-10-05
著者
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