電示容量法による界面活性剤の定量分析(第1報) : 各種電示容量法の比較について
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概要
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水溶液中におけるイオン性界面活性剤の滴定に電示容量法を適用する試みとして,SLS並びにCPCを試料とし,電示滴定法および光度滴定法のなかの幾つかについて比較検討した.<BR>電位差滴定法は実用上困難多く,このような弱解離性物質問の滴定に高周波滴定法を芯用する際は,透電率変化を主応答成分とするC負荷型のうなり周波数型滴定装置を用いるべきである.<BR>濁度滴定法は比較的高い精度を与えるが,沈澱の生成凝集に多少の時間を要する.これに対し指示薬の選定が適当に行われるならば,螢光光度滴定法が実用上最も有望であって,指示薬光度滴定法は前二者に比して推奨出来難い。指示薬の選定は,滴定される界面活性剤と同符号の色素イオンを用いるべきであってこれを異符号の活性剤で滴定しなければならない.
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