小児のHBVキャリアー成立における母子感染と父子感染の役割
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
母親をHBs抗原キャリアーの発端者とする16家族子供35名,父親を発端とする128家族子供256名を対象とし,子供のHBs抗原キャリアー率を検討した.発端者の多くは慢性肝炎.肝硬変患者である.<BR>母親がキャリアーで発端者の家族の子供のキャリアー率は57.1%だった.<BR>父親がキャリアーで発端者の家族の子供のキャリアー率は7.4%で,母親がs抗体陽性の子供のキャリアー率10.1%は,母親がs抗体陰性の子供のキャリアー率3.1%より有意に高率だった.しかし,父親がe抗原陽性の時には母親のs抗体の有無にかかわらずキャリアー率は11.8%, 12.0%あり,このような例にはワクチンによる予防も必要と考えられる.
著者
-
吉場 朗
虎の門病院 消化器科
-
柴田 洋一
虎の門病院輸血部
-
吉原 昭次
虎の門病院小児科
-
田中 敏章
虎の門病院 小児科
-
池田 健次
虎の門病院(共済) 消化器科
-
瀬戸 幸子
虎の門病院消化器科,沖中成人病研究所
-
中島 正男
虎の門病院 消化器科
-
熊田 博光
虎の門病院
-
田中 敏章
虎の門病院小児科
関連論文
- 核酸アナログ療法中のB型関連肝癌に対する肝癌再発予測マーカーとしてのHBコア関連抗原の有用性
- ウイルス性肝硬変に対する抗ウイルス療法
- C型慢性肝炎インターフェロン・リバビリン併用療法後再燃例の再評価 : 高感度HCV RNA検出系 COBAS AmpliPrep/COBAS Taq Man HCV Test を用いて
- 165 大腸癌肝転移に対する肝動脈内 Mitomycin-C 大量 one shot 注入の効果(第16回日本消化器外科学会総会)
- KL-3R3(CPDA-1) による血液の長期保存試験及び輸注後赤血球生存率について
- 26.摂食障害の家族病理 : 2対症例の比較考察(第50回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 姉妹に発症したAnorexia Nervosaの症例検討 : 双生児例を含む(摂食異常 VI)
- IIC-13 Anorexia Nervosaの心理診断所見とEEG所見の関連考察(第23回日本心身医学会総会一般演題に関する質疑応答)
- 愛情遮断症候群1例の治療経過報告(内分泌・代謝(2))
- IA-2 小児の頭痛例にみられる突発性脳波異常について
- シンナーに接触した母親から生れたAicardi症候群の1例
- Core Promoter A^1762,G^1764 変異および PreCore G^1896 変異からみた HBV Genotype CのB型慢性肝炎の予後
- ラミブジン長期投与中に見られる再増悪の頭打ち現象
- C型慢性肝炎患者の腫瘍壊死因子(TNF-α)の検討-末梢血単核球培養上清と血清との比較-
- TTウイルス定量系の検討
- genotype 3bのC型慢性肝炎症例のウイルス量とインターフェロン治療の効果
- C型慢性肝炎に対するIFN-α及びIFN-βのコンビネーション療法の効果
- 発症期の経過を観察できた原発性胆汁性肝硬変症の3例
- HCV genotype別にみたHCV bDNA-probe法における第一世代と第二世代の検討
- 肝細胞癌切除術時の輸血に伴うG型肝炎ウイルス(HGV)の感染に関する検討
- GBV-C肝炎ウイルスの定量系検討
- C型慢性肝炎に対するβ-INF, SNMC併用療法の有効性に関する検討
- C型慢性活動性肝炎に対する天然型インターフェロン-α治療後の長期的予後
- 各肝疾患におけるHCV-core蛋白の検出率とHCV bDNA probeとの検討
- 成人期の初感染後HBV carrier状態となり, その後インターフェロン療法によりHBs抗原の消失した2例
- C型慢性肝炎のインターフェロン療法-branched DNA assay法からみたインターフェロン再投与での治療効果の検討-
- IL28Bと HCV Core aa70 置換との関連
- C型慢性肝炎に対するペグインターフェロンとリバビリン併用療法におけるNS3-4Aプロテアーゼ阻害剤 (Telaprevir) 併用12週間治療のウイルス学的効果の検討
- Lamivudine耐性ウイルスに対してEntecavirを投与したB型慢性肝炎例から検出された新たなEntecavir耐性ウイルス
- TTV DNA第1世代単独陽性慢性肝疾患の臨床的及び肝病理組織学的検討
- biotin付加primerとavidin磁気ビーズを使用したtelomerase活性測定法の改良
- 非A,非B,非C型肝疾患におけるTTVの検出と臨床的特徴-HGV RNA陽性例と両者陰性例との比較
- PCR法によるGBV-C肝炎ウイルス検出法の検討
- 日本人の非A,非B,非C型肝硬変合併肝癌の患者からのGBV-Cの検出
- C型慢性肝炎に対するrecombinant interferon-α2a治療における抗IFN抗体の出現時期と治療効果に及ぼす影響-特にserological groupとの関係-
- 在日パキスタン人から検出された3a型の塩基配列と6種類のC型肝炎ウイルスのgenotyping法
- 核酸アナログ未使用のB型慢性肝炎症例へのエンテカビル治療中にrtA181T変異ウイルスが増殖した1症例
- 登校拒否への総合的アプローチ : 第39回日本心身医学会関東地方演題抄録
- Anorexia nervosaに対する3技法(報酬学習法, 自己強化法, 自己統制法)の適用(神経性食欲不振)
- C型慢性肝炎に対するペグインターフェロンとリバビリン併用療法におけるHMG-CoA還元酵素阻害剤併用によるウイルス学的効果の有用性の検討
- 高HCV量C型慢性肝炎に対応した高濃度領域測定用アンプリコアHCVモニターv2.0(ハイレンジ法)の検討
- 肝細胞癌診療に対する集学的総合戦略
- HBV genotype 別にみた lamivudine 長期単独療法時のYMDD 変異ウイルス出現に関する検討
- 新たに開発された血中ribavirin濃度測定法(HPLC法)の有用性に関する検討
- 肝組織におけるING1 variant A mRNAの発現と 原発性肝癌における遺伝子変異の検討
- 肝癌に対する, 炭酸ガス造影エコーガイド下ラジオ波凝固療法
- 高齢者肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術の効果, 予後に関する検討
- B型慢性肝炎に対しLamivudine投与にて腹腔鏡像および肝組織像の改善を認めた3症例の検討
- C型慢性活動性肝炎に対する天然型インターフェロン-α1年以上長期投与での治療効果
- 内視鏡的食道静脈瘤結紮術部位からの潰瘍出血に対し, octreotideが有効であった2症例
- 肝細胞癌の門脈浸潤と食道静脈瘤悪化との関係および硬化療法の効果
- 本邦におけるC型慢性肝炎に対するリバビリン併用療法の治療効果と性差についての検討
- LDL cholesterol と HCV core region はC型慢性肝炎に対する Peginterferon/Ribavirin 併用療法の重要な治療前効果予測因子である
- B型慢性肝炎の抗ウイルス療法 : 1. エビデンスに基づいた治療方針の選択
- B型慢性肝炎、肝硬変に対するラミブジン投与例からの発癌についての検討
- 287 原発性肝癌に対する切除並びに反復 TAE による治療成績の検討(第32回日本消化器外科学会総会)
- 肝内小結節性病変の診断を目的とした高速MRIの臨床応用(息止めMRI検査の有用性について)
- インターフェロン治療によりHCV RNAが消失した後の肝発癌について
- ラジオ波熱凝固治療法各機種の比較
- 肝細胞癌患者の治療後再発と予後
- SY1-03 肝癌発生母地・再発形式を考慮した肝癌の治療
- 肝硬変と脱水症 (特集 脱水症の管理の実際) -- (治療の実際:症例検討)
- 6. ウイルス性肝疾患からの肝癌発癌とインターフェロン(IFN)の発癌抑制効果
- B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ療法によるHBs抗原消失とその関連因子の検討
- NS5A阻害剤とNS3プロテアーゼ阻害剤併用投与における早期の抗ウイルス効果
- 薬剤使用歴のないLiver cell adenomaの1切除例
- 肝硬変非合併肝細胞癌の検討-特に,早期発見の問題について-
- 肝性脳症に対するLactuloseの治療効果 : 二重盲検法によるFradiomycinとの比較
- 腹腔鏡で診断し,摘出しえた直径約2cmの肝硬変を伴ったヘパトームの1症例
- 急性B型肝炎におけるHBe抗原の臨床的意義
- 同一家系内に表現型が異なるSubtypeが存在したHBs抗原陽性家系の検討
- 非A非B型慢性肝疾患における家族集積の頻度の検討
- ステロイド剤投与を契機に骨転移巣の退縮をみた肝細胞癌の1例
- コルチコステロイドのHBs抗原・抗体系のseroconversionに及ぼす影響
- 組織学的に診断のついたHBs抗原持続陽性肝疾患155例におけるe抗原e抗体についての検討特にseroconversionについて
- コルチコステロイド剤のHBe抗原抗体系のseroconversionに及ぼす影響について
- e抗原,e抗体のSeroconversionに関する検討
- タンパク尿陽性の肝疾患とHBs抗原との関係について
- 小児のHBVキャリアー成立における母子感染と父子感染の役割
- 肝動脈塞栓術施行後の肝癌の「寛解」状態の意義と5年生存との関連について
- 肝細胞癌症例に対する長期5-FU製剤投与の副作用と副作用発現の背景因子 : 抗癌剤の血中濃度との関係について
- 肝細胞癌に対する内服抗癌剤療法の効果と副作用 : 特に肝機能悪化の問題について
- 頻回肝動脈塞栓術による肝細胞癌の治療 : 特に「3カ月毎」治療の意義について
- 肝癌に対する transcatheter arterial embolization therapy の評価
- e抗原陽性B型慢性肝炎の経過中に黄疸, 腹水を伴う急性増悪をきたした症例の検討
- GPT積算値導入によるe抗体持続陽性慢性活動性肝炎の組織学的予後の検討
- ステロイド離脱療法によりe抗体にseroconversionしたにも拘らずトランスアミナーゼの上昇を繰り返した症例の検討
- ステロイド離脱療法(rebound療法)後に重症化をきたした3症例
- e抗原・抗体両者陰性期(いわゆるe-window)が長期間持続するB型慢性肝炎の検討
- 好酸球増多と好酸球浸潤を伴つた再発性肝障害の1例
- 肝癌に対する動脈塞栓術後の肝動脈主幹部閉塞と肝動脈spasmとの関連について
- e抗原陽性B型慢性肝炎におけるseroconversionの頻度およびe抗原の再出現の頻度について
- Seldinger法によるTAE不能例に対する開腹TAEの試み
- γ-GTPおよび血清トランスアミナーゼからみた非B型慢性肝炎の予後について
- コルチコステロイド剤およびグリチルリチン製剤使用例におけるe抗原からe抗体へのSeroconversionする頻度およびその時期についての検討
- 慢性肝性脳症における血中および腹水中アンモニア値の臨床的検討 (第一報)
- タイトル無し
- 125I-hGH, 125I-hPRLの免疫学的活性および生物学的活性の検討
- MacroprolactinomaにおけるhPRLのHeterogeneityの検討
- 混合受身凝集法(Mixed passive haemagglutination)による培養悪性黒色腫細胞に対する抗体の検索