ステロイド離脱療法によりe抗体にseroconversionしたにも拘らずトランスアミナーゼの上昇を繰り返した症例の検討
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概要
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ステロイド離脱療法を施行し,e抗体にseroconversionしたにも拘らずトランスアミナーゼの上昇を繰り返した6例につき検討した.ステロイド投与開始時の条件は,6例中5例がGPT 200K.U.以下,また全例がe抗原価は下降傾向で,GPT 200K.U.以上,かつe抗原価上昇傾向の条件を満たした症例はなかった.e抗体へのseroconversion後のDNA-PolymeraSeは6例中5例で陽性となり,トランスアミナーゼの上昇はB型肝炎ウイルスの活動性によるものと考えられた.5例で組織学的に経過を観察したところ,3例(60%)に進行が認められた.4例にglycyrrhizin製剤(SNMC)100ml/日を投与したところ,4例ともトランスアミナーゼの低下を認めた.しかし減量により容易に再燃をきたした.
著者
-
吉場 朗
虎の門病院 消化器科
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器科
-
池田 健次
虎の門病院(共済) 消化器科
-
荒瀬 康司
虎の門病院 健康管理センター
-
竹内 和男
虎の門病院 消化器科
-
村島 直哉
虎の門病院消化器内科
-
中島 正男
虎の門病院 消化器科
-
熊田 博光
虎の門病院
-
松本 豊海
虎の門病院肝臓研究室
-
中島 正男
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
松本 豊海
虎の門病院消化器科,冲中記念肝臓研究室
-
竹内 和男
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
小林 万利子
虎の門病院消化器科
-
海上 雅光
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
中村 郁夫
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
吉場 朗
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
荒瀬 康司
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器
-
熊田 博光
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
中村 郁夫
虎の門病院消化器科
-
村島 直哉
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
池田 健次
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
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