各種肝疾患のC-100抗体陽性率と長期観察例における消長
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概要
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非A非B型慢性肝疾患1,619例をretrosepectiveにC-100抗体を測定し肝疾患の進行度別および性別にC-100抗体陽性率とC-100抗体の力価を検討した.男女間におけるC-100抗体陽性率は,男性73.8%,女性65.0%と男性に高率であり,さらに肝疾患進行度別のC-100抗体陽性率は,特に肝硬変症例で男性では,76.2%であったが,女性では56.0%と女性の方が男性よりC-100抗体陽性率が有意に低率(p<0.05)であった.また,C-100抗体力価でも2<SUP>5</SUP>以上の高力価例は,女性の方が男性より低率であった.非A非B型慢性肝疾患1,619例のうち,初診時C-100抗体陽性かつ長期間経過観察しえた52例中C-100抗体が陰性化した症例は,14例で12例は初診時より肝硬変症例であり,うち11例は女性であった.この11例中4例(全例女性)は,HCV-RNAも陰性化し血清トランスアミナーゼ正常が持続し長期間経過観察中肝癌の発生は認められていない.
著者
-
海上 雅光
虎の門病院病理学科
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器科
-
熊田 博光
虎の門病院消化器科
-
池田 健次
虎の門病院(共済) 消化器科
-
荒瀬 康司
虎の門病院 健康管理センター
-
斉藤 聡
虎の門病院 消化器科
-
小林 万利子
虎の門病院肝臓内科
-
熊田 博光
虎の門病院
-
酒井 洋子
虎の門病院肝臓研究室
-
松本 豊海
虎の門病院消化器科,冲中記念肝臓研究室
-
小林 万利子
虎の門病院消化器科
-
海上 雅光
虎の門病院消化器科,冲中記念成人病研究所
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器
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